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【COLUMN】共働き世帯で見る家事育児タスクのリアル

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1か月ほど前にこんな記事がFacebookで話題になっていたのはご存知でしょうか? 

ママスタセレクトに掲載されていた記事『家事育児を「やっているつもり」の旦那へ見せた執念の分担図』です。この記事を拝読し、育児休業後の共働き世帯の家事育児分担の現状がわかりやすく書かれていて、手書きの分担図がとてもリアルだと感じました。

 

私のFacebookのタイムラインにも、「これやってみよう!」、「これわかる(笑)」など、とても反響が大きかったです。この記事を読むと、ワーキングママの家事育児のタスク量や負担は大変大きく、家事・育児と仕事の両立の大変さを、改めて感じます。

 

この記事を読んで興味深かったのは、一般的に直観力に長け、感情の汲み取る能力が高いと言われる「女性」と理論的で客観性があり、情報処理力が長けている「男性」の中で家事育児タスクという情報を女性から男性の感情に訴えかけていたものを、「執念の分担図」としてタスクを可視化することにより、

●驚きの効果が見られ、歩み寄れた

●夫の“共感”が得られ、行動変容があり改善された

という話であることです。

 

共働き世帯、ワーキングママにとって、家事分担は必須でしょうから、旦那さんの感情に訴えても改善が見られない場合は、この記事にあるように、今のタスクを可視化し、冷静に分析し見せることで男性特有の脳に働きかけることができ、現状の負担軽減や歩み寄りが見込めるのかもしれませんね。

 

以前より男性脳と女性脳の違いや行動の違いなどは、話題にはなっていますが、最近は、脳科学の視点から見る脳の「男女差」を女性活躍、ダイバーシティを推進している企業向けに職場コミュニケーションの活性化を目的に「ダイバーシティ・コミュニケーション」講座や職場の男性上司と女性部下の関係づくりに活かすマネジメント向け研修なども注目されています。

 

今後ダイバーシティが推進されていく中で、職場におけるコミュニケーションやマネジメントにおいて様々な取り組みが促進され、働く女性の就業環境がよりよくなり、働く女性の活躍が企業の成長につながる、そんな未来に私たちも微力ながら貢献したいと考えています。