【COLUMN】自分の「キャリアデザイン」を考えたら
最近、20代中盤〜30代前半の働く女性から今後のキャリアの相談や将来の目標に対してマイルストーンの設定についてアドバイスが欲しいと言われる機会が増えています。
このような機会から、女性が主体的に働いていて「ずっと働いていきたい」、「ライフステージが変わっていっても、長期的にキャリアを築きたい」という方が多いと感じると同時に、就業先での長期的なキャリア形成が不透明だったり、ロールモデルとなる働き方をしている女性社員がいなく、このまま会社に居続けていいのか、漠然とした不安を抱えている方もいらっしゃるのだなと感じます。
ロールモデルとは、自分にとって、具体的な行動や考え方の模範となる人物のこと。人は誰でも無意識のうちに「あの人のようになりたい」というロールモデルを選び、その影響を受けながら成長するといわれます。(人事労務用語 Weblio辞書より)
また、インターネットが普及し、個人が情報発信をするようになったいま、SNSやインターネットを通じて友人や知人の様々な情報を会わなくても無意識に知ることができるようになったことで、自分のいまの状況と比較し、焦りを感じてしまうこともあるのかもしれません。
年功序列時代が崩壊し、インターネットが普及し“場所”と“時間”に制限されない新しい働き方も実現できるようになったいまだからこそ、個人が「この先どうすればいいのか」と自分自身のキャリアデザインと向き合い、自分で創っていくときが来たのではないかと感じています。
自分の”キャリアデザイン”について考えたときに、
- これまでの仕事の棚卸をすること(何をやってきたのか)
- 自分の思考性や特性を知ること(何が楽しいのか、得意なことなのか、弱点なのか)
- 視野をひろげること(会社内だけの狭い視野になっていないか)
をまずはやってみてください。
日常生活でも、知らないことで損していることは、とても多いと思います。例えば、セール時期を知らずにセール1週間前に買い物をしてしまうとか会社に申請すれば手当が出たのに、知らずにもらうのを忘れてしまったりとか。
いまの会社での仕事だけでなく、その周辺まで広げて興味を持つことや視野を広げるために異業種の交流に積極的に参加して自分自身とは違う価値観の方から刺激を受けたり、いままで周りにはいなかった人たちとの交流や人脈を構築していくことで、新たな気づきを得られることもあると思います。いまの会社の基準をスタンダードと思ったり自分自身の物差しに固執せずに、触れる情報量を増やしていくことで自分自身の選択肢を増やし、自身に搭載しているエンジンをパワーアップしていくことが大切だと感じています。
そうすることで漠然とした不安が解消され、パワーアップした搭載エンジンにより、自分が前に進もうとしたときに、一気に前進できるのではないかと思います。